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タンギング〜言葉を話すが如く

タンギングのやり方
タンギングのやり方
苦手とする人が多い「タンギング」
まずは基本のやり方をおさらいしてみたいと思います。

サックスのタンギングは
リードの先端を舌の先端(またはちょい中側)で触って、音を切る作業です。
大切なのはリードの「先端」を触ること(デフォルトの場合。イレギュラーなタンギングの種類ではそうとも限らない)
今回載せた写真は
サクソフォーン教本/大室勇一著(ドレミ出版)
からの抜粋ですが、大室先生がとてもわかりやすく図にしてくれています。
舌のどの辺がつくかは人それぞれらしいのですが
図1.図2ともにリードの先端にしか舌があたっていない図になってます。

上下に振動しているリードを最小限の力で一瞬制御して再びリリースするには、下からリードを押し上げて止めるのではなく、なるべく直角に当てた方がよいに決まってるのです。

タンギング自体の時間(音が止まっている時間)が長い、タンギングが速くできない、という人は
リードのどこを触っているのか(下から押し上げてないか)確認してみると良いと思います。

そして
タンギング→ニュアンスをつけるための大事なテクニック
曲にあわせて、その場面場面で
ソフトにしたり、ガッツリ強くしたり
言葉を話すように複雑に、強めだったり優しくだったり使い分けていけると最高です。

演奏記号スタッカート、テヌート、アクセントなどなど
それらを、その曲に合わせた体で
絶妙に丁寧に
速いタンギングが出来るだけでなく、いろいろな強さ種類を使い分けていけるよう習得していきたいものですね。