アドリブの為のコピーの仕方

ギター&ウクレレ講師の加藤清史です。

前回に続いてコピーの話。
「アドリブの為のコピー」です。

前回お話しましたが、ギターソロを完コピする事はテクニックの向上には、物凄く最適です!
ですが、それがアドリブプレイには活きてこないのです。
例えば、前回上げたSmoke on the waterやCrossroadのギターソロを弾ける様になっても、その中のフレーズをアドリブの中に使うのは、中々難しいのです。

では、どうすれば良いのか⁈

昔、読んだ矢堀孝一さんのジャズギター教本に「簡単に言うとアドリブとはリックの連絡である」と書いてありました。
矢堀さん曰く「リックとは各自が仕込んだ短いフレーズである」と。

僕はリックとはフレーズより短い物ととらえました。
フレーズというと、1小節や2小節、もしくは4小節という感じですが、リックは1小節もしくは2拍、と僕はとらえたのです。

ソロを全部コピーするのではなく、自分がカッコイイと思った短いフレーズやリックをコピーして、それをひたすら弾いて覚えて、アドリブする時にそのリックを無理矢理ブチ込むのです!
最初は無理矢理です!
わざとらしいです!
でも、それを何度も試行錯誤しながらも、使っていると自分のフレーズになってきます!

この試行錯誤が、曲のkey、テンポ、コード等に当てはめながら、変えていく事です。
写真の図の「選択と変更パラメータ」の事です。
折角コピーして覚えたリックも、key、テンポ、コード等を合わせないと意味ありません。


矢堀さんは、これを豆腐料理に例えていて、
元ネタが大豆→コピーしたリックが豆腐
→調理パラメータ→麻婆豆腐!
という感じです。


短いリックをコピーして、練習して、アドリブの時に無理矢理使って、自分のフレーズにしてみてください‼️