楽譜の縦と横

楽譜には【縦と横】の情報が記載されてます。

こんにちは、サックス講師の甲本奈保美です。
今日は大人になってから音楽を始めた生徒さん達が割と苦労している楽譜の読み方について書こうと思います。

まず、どんな生徒さんもすぐに読めるようになるのは
楽譜の【縦=音の高さ】です。
そう、ド・レ・ミ…とういうアレです。
メロディを奏でるのに必須なので、どの生徒さんも音の高さを読めるようになるのは早い。

ですが
楽譜にはもう一つ重要な情報が載っています。
それが【横=リズム】!

縦と横が揃って初めて楽譜は100%の情報で、
どちらが大事かではなく【縦50%+横50%】=100%

しかしながら
大人になってから始めた生徒さん達は横の情報を読むのがとっても苦手。
そこで提案としては

新しい楽譜を手にしたら、縦(音の高さ)より横(リズム)だけを先に読んでみる!という方法。

リズムを読む時は音の高さは無視してみてください。
しっかりリズムが身体に入ったあと、そのリズムのどの部分にどの音が当てはまるのか…という順番で楽譜を読むことにトライしてみると、今までと違う手応えを感じれるはずです。

楽譜を読むのは知らない言語を勉強するのと似たような、とっつきにくい感覚かもしれませんが、
言語ほど複雑ではなく、ある意味数学的に割り切れる世界です。
数学的部分を読み解くことはきっとできます。
その先の、言ってみれば【行間を読む】=表現力、と言うところが本当に難しくて面白いところ。
人間性とか試されるのは楽譜の向こう側なんだなぁ、なんて思う私です。






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