まず一つ目。
お店のドラムセットがどんな音なのか、ここのトップシンバルはどのくらいの力で叩くと、どの程度響くのか、わからないということ。
これについては、だいたいのお店でセッションの1曲目にはプロのホストメンバーが演奏をしますので、この時の音質、そのドラマーさんの力加減、音量などをよく見て聴いておくことが大事です。
初めての場所、なんの手がかりもない中で、これは一つの大きな基準になります。
二つ目は、セッティングですね。
名前を呼ばれてステージに行き、演奏が始まるまでには、そんなに時間はありませんので、すべての高さや角度を自分好みに変えることはできません。
なので、一番優先したいものをきちんと念頭において、ステージにあがります。
私の場合は、ハイハットの開け具合と椅子の高さ。
ドラムに座ったら、まずハイハットのアタッチメントを緩めて、自分好みの幅にセットし、バチッと何度か踏んで、そのスタンドのバネの具合と開け幅が自分に合っているかを確かめます。
そして回転式の椅子であれば、クルクルまわして、高さを変えます。
時間的に、だいたいこれが限界です。
(ジャムセッションって、なーに?③につづく)